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★自宅に埋もれていた自然石を利用し、枯山水風沓脱石を設置★
■ はじめに ■
- 工事前
- ウッドデッキの位置が高すぎて座れません。そこで沓脱石(くつぬぎいし)を設置するのですが、ここは同時に通路でもあるので、通路と沓脱石を兼ねる構造物を作ります。
- 手順は、整地→水盛り・丁張り→砂→沓脱石設置→CDメッシュ配筋→コンクリート打設→刷毛引き仕上げ。
■ 制作過程 ■
- 重量物を置くので、砂利を敷きランマーで転圧します。さらに捨てコンを敷くため、簡単な型枠を作ります。もちろん、この捨てコンで水平面をつくります。
- 捨てコンを打ちます。
- 使用するコンクリートはそれほど多くないので、ミキサー車は頼みません。自分でコンクリートを作るため、砂を採石場から買ってきました。この後もさまざまなものを作るため、軽トラックでちょいちょい買っていたら、最終的には10tの砂を購入していました。
- とりあえず、砂を敷き詰めてみました。雨が降ってきたのですが、意外と砂は水はけが悪いことに気が付きました。
- とりあえず、沓脱石となる自宅に埋もれていた自然石などを置いてみます。見たところ平らな面がそろっているようにみえますが、四角の石は一つもなくて、その石ごとにあった穴を掘って安定させています。石が結構重いので意外と大変です。
- 沓脱石周辺にコンクリートを打設します。曲線の型枠はおなじみのベニヤ板で作ります。鉄筋メッシュを敷いてからコンクリートを打ちます。
ちなみに、右上は平板を設置しましたが、砂では凹みなど不安定なので、バサモル(砂とセメントを混ぜて水を混ぜないモルタル、バサバサしたモルタル)を敷いて、平板を置いた後に、ノロを撒いて固めました。
- ついにミキサーを買ってしまいました。ホームセンターで10万円以上するのですが、通販で2~3万円で売っていたので迷わず購入。インターネットの書き込みでは評判はよくなく、実際買ったらネジがはまらずに自分で買いに行ったり、運んでいる途中にネジが外れてなくなってしまったり、内側のコーティングが剥がれてきてコンクリートにゴミとして紛れ込んだりして、質は悪いですが、私はこのミキサーを使いまくっているので時間や労力を考えると買って大正解でした。
- 一人で黙々とコンクリート打ち。画像の右下にはダンパーの取っ手が写っています。ちなみにいらなくなった釘や針金などの金属は、このコンクリートの中に捨ててます!
- 450mm長さのステンレス鏝(こて)で4回くらいならすとこのような感じにきれいになります。プロがやるともっときれいなんだろうけど、このあと「刷毛引き」をするのであまりこだわっても意味がありませんね。
- 刷毛引き後、周囲を専用の鏝でならした翌朝の写真です。これですべって転ぶ心配はかなりなくなります。
■ 完成図 ■
- 最後に沓脱石の周りに砂利を敷き詰めて完成です。砂利の中にある沓脱石と、コンクリートの流線形で「枯山水(かれさんすい)」をイメージしました。
■ コメント ■
- 今回が初めての刷毛引きです。刷毛引きのタイミングなどがわからず、とりあえずやってみましたが、十分なできだと思います。
- 材料費は、セメント、砂、砂利の他CDメッシュくらいしか購入していません。砂と砂利については砕石会社から大量買いしておいたものなので安いです(砂1トンで2,500円程度でしょうか?)。靴脱ぎ石として用いた石は自宅に転がっていたものなのでタダです。杭は使い古しなので、3,000円もかかっていないと思います。
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