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たかなっちのBMWプロジェクト
BMWの乗り心地に魅せられて2004年から開始したBMW購入計画
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はじめに
方法
総括


BMW525iの購入計画
金持ちではないし、それほど車に興味がある方でもないので、あまりお金をかけずに購入したい!


■ はじめに ■
  • もともと私はあまり車に興味ありませんが、やはり高級車は乗り心地が良いのは説明するまでもく、欲しいものの一つです。
  • 燃費の悪い高級車で走行距離を稼ぐのは極めて不経済とも思いますし、維持費も半端ではありません。一例では、エンジンオイルの交換で1万6000円。ディーラーだから高いのかなと思い、某カー用品店で見積もってもらったこともありましたが、使用するエンジンオイルの量自体が多いそうで、少なくとも1万円はかかると言われました。
  • そんなお金のかかるBMW525iですが、「毎日快適な通勤時間を過ごしている」と考えると、やはりこれがいいなぁと思うくらい、乗り心地がよく、また、安定感があって運転のし甲斐があります。
  • BMW525iは車両価格で620万円。それにオプションやら税金などを含めると、到底700万円では足りません。
  • でも欲しい。でも700万円はなぁ。なんとか200万円くらいで買える虫のいい話はないものか。ということで、ある計画をしました。
  • 目標は、予算250万円でBMW525iを新車で購入することです。果たして可能なのか・・・以下に続く!

    ▼現在の車




    ▼欲しい車


■ 方法 ■
  • 一般的に250万円で新車のBMW525iを購入することは不可能ですし、例え試乗車などの新古車であってもほとんど安くなりません(実際にディーラーで聞いた話です)。したがって250万円を増やすしかありません。ちなみになぜ予算が250万円なのかというと、自分が車に出してもよいと思う金額が250万円だからです。

    さて増やす方法は?というと、いくつか方法があります。
    1. ギャンブル・・・自分にはその才能がないので×
    2. 副業・・・自分は公務員なので×
    3. 投資・・・自分が実践できる方法○

    私はファイナンシャルプランナー(FP)の勉強をしたので投資については結構知っていると思いますが、数年で250万円を700万円にするのは難しく、例えば一般の社会人が株の現物取引で増やすことはまず無理でしょう。株で設ける人は1割に満たないと聞いたことがあるくので。
    そうすると、先物取引や信用取引、外国為替証拠金取引(FX)などのハイリスクな金融商品が有力な方法ですが、これらはハイリターンである一方、下手をすれば一日で250万円が0になってしまうこともあるので、「車のためにそこまでのリスクを背負えないなぁ」というのが正直な気持ちです。
  • 最後に考えついたのは、中国株です。
    オリンピック開催で注目になった中国株ですが、当時はまだそれほど中国株が熱を帯びていませんでした(マネー誌では注目されていましたが)。
    中国のGDPや人口,人口ピラミッドなどさまざまな情報を仕入れてみたところ、中国経済が衰退する要因は見あたらなく、2008年の北京オリンピックや2010年の上海万博までは上昇は間違いないとの考えのもと、250万円で中国株を買うことにしました。

  • 2004年3月
    銀行に眠らせておいた定期預金を中途解約し、某証券会社に250万円を入金した。そして中国株を購入。購入銘柄は全16銘柄。中国株には為替リスクやカントリーリスクなど日本株以上のリスクがあるので、できるだけ購入業種を分散することに。そしてこの計画を「BMWプロジェクト」と名付けているため、BMW関連の中国株を購入。

  1. ▼2004年の含み損益の推移

    しかし、購入のタイミングが悪く、中国株が急落。あっという間に100万円以上の含み損を被る羽目に。一方的に下げているときは「BMWどころか、バイクしか買えなくなるんじゃ・・・」なんて思ったりした。はっきり言って中国株に期待しなくなった。また、購入直後に、ある銘柄の価格が半分に!いろいろ調べてみたら株式分割した模様。
    わからない人のために・・・
    株式分割とは、1株の権利を2株以上に分けることです。しかし、株そのものの価値は変化しないので株価は分割割合に対する値段になります。
    例えば5HKD(香港ドル)の2000株が株式分割により4000株になった場合、株価は2.5HKDになります。
    分割後の株数が記録に明記されるまでには数日かかるため、株数がそのままで「株価が半分になってしまった!」と思い込み、ビックリ。

  2. ▼2005年の含み損益の推移

    ようやく緩やかに上昇してきた。記憶が正しければ夏頃に中国の為替通貨である人民元の切り上げが行われた。中国出身の友人に「人民元切り上げ!」というメールを送った記憶がある。未来に期待をしつつも、一向にプラスに転じることがないので、BMWは諦めていた。

  3. ▼2006の含み損益の推移

    ようやく約2年ぶりにプラスに転じてほっと一息ついたものの、またマイナスに。だから夏以降の上昇には「たまたま上昇しているだけ。また下がるかもなぁ。」と弱気だったが、年末になっても上昇しっぱなしなので驚いていた。マイナスになっていた時期が長かったせいで、年末に「プラスのうちに利益確定(売る)してしまおうか」という考えもよぎったが、売る時期は2008年の北京オリンピックか、今の車を買い換えるときと決めていたので保持。
    この頃中国食品の安全性などを始めとする中国企業のコンプライアンスを疑うような事件が多発し、一般的には「中国製品はダメだ」「中国は信用ならない」「中国産は食べられない」などの風潮が出始めたが、経済面では「そんなの関係ねぇ」って感じの破竹の勢いだった。(ちなみに「こじまよしお」がブレークしたのは2007年の夏頃!)

  4. ▼2007の含み損益の推移

    この年の上昇は凄かった!3月の急落は世界同時株安、8月の急落はアメリカのサブプライムローン問題が原因。私はエコノミストではないのであまり講釈はできないが、アメリカの銀行の決算が出るたびに、株価は下落していた。しかしそれにもめげず、8月以降再び株価も上昇をして中国経済の底力を感じさせるような格好だったが、やはりサブプライムローン問題はそれ以上に深かった。11月頃から長期下落トレンドを描くようになり、保有する中国株も下落基調に。

  5. ▼2008の含み損益の推移

    いや~参りました^^;一時は400万円の含み益があったのにどんどん目減りしていく。まあ、マイナスにさえならなければ構わないと思って悠長に構えていたのだが。中国株購入前は、オリンピック開催年の4月頃が売り時かなと思っていたが、サブプライムローン問題のせいで見込みは大きくはずれた。結局ずっと中国株を保有し続けて、オリンピック開催中の2008/8/14にすべて決済した。お盆で暇があったので・・・。結局これまで得てきた配当などを加えれば100万円ほどの利益になるかな(一時は400万円まで含み益が膨らんだので、正直言って満足できませんね^^;とほほ・・・)。ちなみに来年の3月の確定申告で税額が決定する。そのまま計算すれば税引き後の利益は80万円程度となるけど、実は前年度までに申告済みの損失があるから税金は引かれないでしょう。要するに株では損しているということね。T_T

  6. ▼2004~2008の含み損益の推移

    2004年に中国株を買ってから現在までの様子をグラフにすると、中国のいろんな株価指数と連動して上昇していることがわかる。
    やっぱり、オリンピック開催前年の10月(中国株の指数が天井をつけたとき)は、中国株バブルだったのかな。いや、サブプライムローン問題がなければ展開はまったく違うはずだよなぁ。


■ 総括 ■
  • 目的は「車」だが、勉強になったなぁ。世界の経済はすべてつながっているということ、また、サブプライムローンなどのいろんな事件を通して機関投資家の行動を理解することができた。経済の中で機関投資家は最も影響力が大きいため、機関投資家の動きを知ることは経済を知ることにもなる。
  • あとは、中国株は特定口座ではないので自分で計算をして、確定申告をしなければならないのは面倒。まあ、損失があるから税金はとられないだろうけど。
  • 世の中うまくいかないけど、お陰でいろいろな勉強をさせてもらってる。独身だからできることだけどね。
  • さてこの後ですが、当然ながら100万円程度の利益では目的の車は買えません。今乗っている車も故障が出始めていて維持費が結構かかってますが、まだまだ現役で走れるので、さらに資金を運用して増やします。ということで、次の手はすでに打ち始めています。
  • あまり注目もされないBMWプロジェクトですが、第2ステージスタートです。