|
|
|
|
|
|
バクテリアの飼育?パスツールの追跡実験
作業時間:15分 ちなみに現在約5年くらい経過していますが、未だ実験中です。
■ はじめに ■
- 腐敗は微生物によって起こります。
- それを研究した偉大な微生物学者ルイ・パスツールの追跡実験のようなものです。
(もちろんパスツールはペットボトルは使っていませんが・・・)
- バクテリアをペットボトル内で飼育?しています。
- ついでに自然発生説を否定するために、熱殺菌したボトルも用意しました。
- 培養液に市販のオレンジジュースを使っています。
- 今後どのように変化していくのかを観察していきます。
■ 用意するもの ■
- ペットボトルのジュース。
できればオレンジジュースなどの色の付いたものの方が面白いかも。
ちなみに、アクエリアスの培養液もありますが、劇的な変化がなく、ちょっとつまらないです。
- エタノール。
■ 方法 ■
- オレンジジュースだけ。
ペットボトルの蓋を開け、半分以上のジュースを捨て(飲んで)、1時間ほど開けっ放しにした後、キャップを閉める。(以後キャップは二度と開けない)
殺菌処理もしていないため、細菌が繁殖しているはず。
- 1のオレンジジュースとほぼ同じだが、キャップを締める前に85℃くらいで約10分間加熱する。
ちなみにペットボトルによっては熱湯に耐えられないものもあるので、実践するときには注意して下さい。
滅菌とはいかないが、おおよその殺菌はできているはず。
- オレンジジュース:エタノール=2:1の混合液。加熱なし。
■ 結果 ■
- 画像ではわかりにくいと思いますが、白いもやもや(カビ)の中に黒色の斑点があるという感じです。
この熟成3年目のペットボトルは、職員室の机上においてあります。
いろいろな先生や生徒から、捨て忘れてるだけとの指摘も・・・

- 仕込みから1週間目のペットボトル。
非処理のボトルにはカビが生えてくるのと同時に液の透明度が増してきました。
殺菌処理やエタノールを混合した区には変化はありません。
ということは、バクテリアの浄化作用の一例と考えて良いのかな?

写真左) 未殺菌のオレンジジュース。
中央) 殺菌したオレンジジュース
右) オレンジジュース,エタノール混合液。未加熱。
■ コメント ■
- 結果としては熱殺菌したものとアルコールを混ぜたものは腐っていません。
ペットボトルの中を調べていませんので、本当に無菌状態かどうかは定かではありませんが、雑菌有りのペットボトルと比較すると、明らかにその傾向が異なるので判断は間違いないと思います。
- 雑菌有りのペットボトルは菌が繁殖し、有機物を消費するためか、透明度が高くなります。
- 今後も定期的に調査していこうと思っているのですが、先日ペットボトルを見に行ったら5年以上も培養していたペットボトルがなくなっていました。多分掃除か何かでどこかにのけてしまったのだろうと思うのですが、まだ、見つかっていません。
|
|
|