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理科実験の試み
生物教員である作者による理科実験の実践や試みの紹介
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はじめに
用意するもの
方法
結果,成果
考察,コメント


バランストンボ

作業時間:10分



■ はじめに ■
  • バランストンボとは、ヤジロベエのトンボ版のようなものです。バランスをとって一点で留まるので、初めて見る人にとっては驚きです。
  • 先日、研修で幼稚園に行きました。園児に理科のおもしろさを教えたくて、バランストンボを持って行きました。そのときの様子です。


■ 用意するもの ■
  1. バランストンボが印字された型紙 →ここからオリジナル型紙をダウンロードできます
  2. クリップ(バランスととるためのおもりとして)
  3. はさみ、のり
  4. 色鉛筆(なくても構いません)


■ 方法 ■
  1. 型紙に色を塗りつけます。
  2. 型紙を切り取り、羽と胴体の部分をつなげます。つなげる位置はおおざっぱで構いません。
  3. 前の羽の部分にクリップを付けます。このクリップでバランスの調整をします。
  4. 口の部分を下に折り、指の上にトンボを乗せます。
  5. うまくバランスが合っていれば、トンボがくちばしだけで指に留まります!



■ 結果 ■
  1. 色塗り中。

  2. バランストンボが完成して大喜び。

  3. 写真を撮って欲しくて大接近。

  4. 鉛筆の上に乗るバランストンボに大喜び。



■ コメント ■
  1. 原理はヤジロベエと一緒です。
  2. 園児が型紙を切るのは難しいとのことで、予め型紙を切ってトンボを作成しておきました。
    園児が行ったのは色鉛筆による色塗りです。これが5分くらいで、とくに破いたりする園児もいなかったので何の問題もありませんでした。
  3. 次に、色を塗りおえた園児のトンボにクリップを付けて行きました。このときはまだ「トンボに不思議なことが起こる!」としか言ってありませんので、園児はわくわくした様子でした。次の作業を待つためにきちんと椅子に座っている園児もいるなか、トンボが飛ぶのではないかと思い、放り投げる園児もいました。
  4. いよいよすべての園児の準備ができたら、「そのトンボは生きてるんだよ。口を下に折って指に乗せてごらん!ほらっ、指に留まったねぇ」といいながら、見本を指に乗せたり、鉛筆の先に乗せると、園児は再び作業再開です。
  5. 園児は指の上に留まるのを見てお喜びです。鉛筆の上に乗せたり、頭の上に乗せたり。写真を撮ってもらいたくて近づいてくるのですが、あまりにも接近するので撮影は大変です。
  6. 園児は現象そのものに大喜びでした。時間が十分になかったせいもあり、「原理は小学校に入ったら勉強しようね」という締めになりました。