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理科実験の試み
生物教員である作者による理科実験の実践や試みの紹介
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はじめに
用意するもの
方法
コメント


原基玉

作業時間:30分



■ はじめに ■
  • フォークトが作った原基分布図球体版です。昔は予定運命図とか、予定胚域図などと言っていたような気がするんだけど、現在は「原基分布図」です。
  • いつも左側面図で教科書に図が紹介されていますが、どの方向からでも確認できるように球体に描いてみました!
  • それにしても「原基分布図」の名前で良かったです。何でか?って?
    語呂よく「原基玉(げんきだま)」になるので(^^)v


■ 用意するもの ■
  1. 直径22cmくらいのゴムボール
  2. ポスカ、または、油性マジック
  3. セロテープ、輪ゴム(あったら便利)


■ 方法 ■
  1. 直接ゴムボールに書いても良いのですが、なかなか左右対称にするのが難しいので、輪ゴム(大)で位置取りをしました。ずれないようにセロテープを適宜張りながら。
  2. 輪ゴムの位置が正しくあったら、輪ゴムを線引き代わりにしてポスカやマジックで線を書きます。セロテープの部分は最後に剥がしてからフリーハンドで書きます。
  3. 線を引いたら完成です!部位名は?と思うかもしれませんが、これは復習のためのアイテムです。部位名は生徒に答えさせるので、これで完成なのです。でも一応教材らしくするために、部位名を書いたシールを貼りましょう(あとで剥がすことができるように)
  4. これで本当に完成です!部位名はシールで、剥がししろ(?)がついているので取り外しが容易です。
  5. 角度を変えてみるとこんな感じです。たまに問題集で後ろからの図が出てくることがありますが、これがあれば位置関係がはっきりつかめますね。
  6. 前方から見た図です。


■ コメント ■
  1. 平面図を立体に起こしてみると、意外にそのままにはいかないものです。左側面図は予定表皮域、予定脊索域などがばっちり見えていましたが、球体にするとすべての領域がうまく見えませんね。やはり平面図には平面図の良さがあります。まあ、あくまでも「げんきだま」はおもちゃです!