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超頭脳遺伝ゲーム「花家族」
作業時間:1時間
■ はじめに ■
- 単元「遺伝の規則性」での探求活動の一コマです。
- 遺伝に関して、「生徒が個々に作業できるものがないか」との思いで、遺伝のカードゲームを作ってみました。題して「花家族」!
- こんな感じです↓

■ 用意するもの ■
- OA用紙(A-oneの商品番号51162、A4判:3列×7段=21面、10シート入り)
普通、この商品は店頭に置いていないと思います。取り寄せして、表面と裏面に次のような印刷を施します。札は42枚作るので、シート2枚が必要になります。
▼用意するOA用紙(カード用紙)

▼表面のダウンロード

▼裏面のダウンロード

▼これらを用意すれば準備OKです

- 台紙(A3用紙)
普通のA3のOA用紙に次のような印刷を施します。ラミネートの機械があれば、台紙にラミネートをすると格好良くなります!
▼台紙のダウンロード

■ 遊び方 ■
- 説明文だけでは難しいので、ちょっと写真で実物を参考に見てみましょう。

- ①に置けるのは「B型」「BB」「BO」「O型」「OO」の5種類の札です。これらの札を持っていなければ、場札から1枚引いて手札に加えなければなりません。
- ②のような緑色のマスは、結婚相手が決まれば(左下の③に札が置かれれば)、どのような血液型の札でも置けます。ただし、左下の③に札を置いた直後、相手の順を差し置いて続けざまに②に置くことはできません。
- 「リセット」という便利札があります。これは、子供がいない両親の札の上に被せることができ、文字通りリセットすることができるというものです。リセットされたら、札が置かれていないものとみなしてゲームを続けます。
上の写真では、③の場所が該当します。また、①に札が置かれていなければ①の上の「B型」もリセットできます。

- 上の写真のように札を置いていき、先に手札をゼロにした方が「勝ち」です。なお、お互いに手札がゼロにならなかったときは「引き分け」です。
- 「いじわる」札は、無理矢理相手に場札から1枚引かせる札です。使用するときは、台紙の外に置いてそのターンを終了します。相手は場札から札を1枚引いてから自分のターンになります。
- 対戦のサンプルビデオです。多少勝手に進めていますが・・・


【解説書全文】
- この遺伝ゲーム「花家族」は対戦型のカードゲームです。
まず、札をよくシャッフルし、二人にそれぞれ手札として7枚配ります。
- じゃんけんをして先攻と後攻を決めます。
- 場札(残り札)から札を引き、すべての赤マス(4箇所)に置きます。ただし、赤マスに便利系札を置くことはできませんので、もう一度札を引き直してください。。
- さあ、ゲーム開始です。先攻後攻の順に交互に、生まれる可能性のある血液型の札を台紙に置いていきます。おける札がない場合は、場札から札を1枚引いてください。引いた直後に札を置くことは可能です。
- 緑のマスの配偶者(結婚する相手)の血液型が決まったら、緑マスに札を置けるようになります。どのような通常札でも置くことができますが、一人の人が連続して札を2枚置くことはできません。
- リセット札(便利札)の使い方
42枚の札に、リセット札が4枚入っています。この札はすでに配置された札1枚をリセットすることができます。ただし、リセットしようとする札に子供ができているときはリセットできません。
- いじわる札(便利札)の使い方
いじわる札を出したら、相手は場札から1枚札を引かなくてはなりません。いじわる札は台紙には配置しません。また、いじわる札を出したら相手のターンになります。
- 手札がなくなったら勝ちです。ただし、便利系札を利用してあがることはできません。
どちらもあがることができずに全部埋まってしまった場合は、引き分けです。
- 間違って札が置かれないよう、お互いにチェックしながら置きましょう。なお、相手が間違った札を置いたときは、自分のターンになったことを確認してから指摘してください。指摘が正しければその時点で勝ちとなります。指摘できるのは置いた直後だけです。後から気付いた場合は、そのまま進めましょう。
- 初中級者は、ABO式血液型だけ、あるいはRh型血液型だけに注目して遊んでみましょう。
■ 結果 ■
- ▼1年生の男子クラス

▼意外なほど夢中に!

■ コメント ■
- この遺伝ゲーム「花家族」は、探求活動として、2008年11月14日(金)に研究授業で行いました。
- 観察にこられた先生は、「楽しく活動しながら知識にもつながるので良かった」「たいへん興味深い授業でした」とのご意見をいただきました。また、「間違って札を置いて、それに気付かない生徒もいた」とのご指摘もいただきました。
- 人づてに聞いた生徒の様子ですが、「生徒の反応はかなり良かった」ようです。なかには持って帰りたいと言う生徒もいました。
- 生徒が積極的に取り組んでいたので大成功ですね。
- 他の学校の先生にも今回の遺伝のカードゲーム「花家族」を紹介したところ、「これはおもしろい!」ということで、選抜チームを編成して学校同士で対戦させようという話になりました。もちろん相手の準備もあるので遺伝のカードゲーム1セットを贈呈しました。対戦の様子はこちらです!
■ アンケート ■
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