日本全国の雨水のｐＨを測定しよう！

作業時間：約１ヶ月　郵便でのやりとりのため、かなり時間がかかりました。

• 環境破壊の一つとして酸性雨の問題があります。
• 各地のｐＨがどれくらいかはインターネットによって調べることができますが、やはり実際に生徒が調査するのが理想です。しかし、生徒が調査するとなると、限定された地区での調査になってしまいます。
• そこで、他の人の協力を得て日本全国の雨の様子を調査できないかと考え、試行的に次のような取り組みをしました。
  

1. ｐH比色表
   教材屋さんに訪ねたところ、比色表だけの販売は無理ということでした。
   そこで比色を自分で作成し、パソコンのカラープリンタで印刷しました。
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2. パソコンとプリンタ
   上記の比色表を印刷するため。

1. 最も良い方法は、知人に各地の雨水を送ってもらうことですが、送料がかかります。
   また、運送による時間差が気になります。
   一番良いのは各測定地で、雨が降った定時間後に測定できること。
   それを可能にするためには、測定してくれる人にｐＨ試験紙を送り、測定してもらうのが良いと考えました。
   しかし、比色表がありません。
   比色表だけ購入しようとしたのですが、それは無理とのことでした。
   そういうわけで、パソコンを使って比色表を作りました。
2. 測定にご協力いただく方々には、試験紙と比色表と、測定の手順を記した簡単な説明書を送り、測定して頂きました。測定結果は、はがき，E-mail，電話などで返してもらいます。
3. 実際に測定して頂いた測定者の皆さんには、この場を借りて御礼申し上げます。

1. 観測地点の表示が多少ずれているかも知れませんが、ご了承下さい。
   

   ①	栃木県那須塩原市	5.6
   ②	栃木県矢板市	5.6
   ③	埼玉県さいたま市	5.4	(2001.7.17 PM21:50)
   ④	東京都東村山市	5.4
   ⑤	東京都稲城市	5.8	(2001.9.9)
   ⑥	神奈川県川崎市麻生区	5.2	(2001.7.25 PM11:00)
   ⑦	静岡県裾野市	5.6
   ⑧	三重県四日市市	5.6	(2001.7.17 PM6:00)
   ⑨	香川県高松市	5.4
   ⑩	福島県西白河郡中島村	5.4	(2001.7.14)
   ⑪	千葉県流山市	5.4
   ⑫	千葉県市川市	5.8	(2001.8.1)

1. はじめに述べた通り、生徒が日本各地の雨のｐHを測定するのが理想です。しかし、それほどの時間的余裕も経済的余裕（経費の払い込みの仕組み上、予算がおりない）もありません。
   そこで、生徒の知り合い等にも協力してもらい、日本全国の雨の様子をまとめられれば良いと考えました。こうすることで、生徒が酸性雨の様子に興味関心を持ち、また、一般の人にもご協力を頂き、環境問題の啓発になるのではないかと思います。
   近い将来に授業で行いたい調査実験です。実践後、授業展開の様子を公表したいと思います。