|
|
|
|
|
|
顕微鏡写真
作業時間:プレパラート作りは10分~1時間程度かな?
■ はじめに ■
- このページには実際に作者が撮影した顕微鏡写真を掲載しています。また、撮影した微生物の特徴なども付け加えました。
- 記録であると同時に、自分のためのマニュアル的なものにしていきたいと思いますので、継続的に量を増やしていきたいと考えています。ただ、なにぶん勉強中ですので、誤りがあるかもしれません。
ご指摘頂ければ幸いです。
- 掲載内容についての責任は負えませんので予めご了承下さい。
■ 内容 ■
- 現在のところ、「菌類」「藻類」「細菌類」の写真をアップしています。例えば・・・↓
 |
菌類 |
|
|
|
 |
藻類 |
|
|
|
 |
細菌類 (写真をクリックしても該当ページにジャンプできます) |
■ 撮影条件について ■
- 撮影は500万画素のデジタルカメラを使いました。
- デジタルカメラを使うことの長所は、私たちが一般的に使用しているため操作方法に戸惑いがなく、安価だということですが、ピント調節や手ぶれ、接眼レンズとの距離の調節がしづらいのが短所です。
- 特に、接眼レンズとの距離を変えることによって撮影できる視野の面積が異なるので、紙コップを切り貼りして距離を固定できるような簡易アダプタを作成しました。
- 私の撮影した画像には、撮影倍率を「接眼レンズ×対物レンズ」という方法で表示していますが、被写体の大きさは測定していません。「このくらいの倍率では大体これくらいのものが見える」という判断材料にして下さい。
- ちなみに、2000年ぐらいの時にデジタル顕微鏡を購入したことがありました。USBでパソコンに接続し、マウスで簡単に撮影したり、面積や距離の計測もできて良かったのですが、如何せん解像度が悪く使用を断念しました。また、後々デジタル顕微鏡のカメラ部分だけを付け替えてバージョンアップするということができないということも、柔軟性に欠けていてコストパフォーマンスが悪いと思いました。
- 現在は当時よりももっと解像度の高いデジタル顕微鏡がでているのでしょうが、私はデジカメ派です。
■ 系統分類について ■
- 生物は、「界」「門」「綱」「目」「科」「属」「種」というように分類されます。
例えば我々ヒトの場合は次のようになります。
ヒト(学名:Homo sapiens) |
界: 動物界
門: 脊索動物門(亜門: 脊椎動物亜門)
綱: 哺乳綱
目: 霊長目(亜目: 真猿亜目,下目: 狭鼻下目)
(上科: ヒト上科 Catarrhini)
科: ヒト科 Hominidae
属: ヒト属 Homo
種: sapiens |
ちなみにチンパンジー(学名:Pan troglodytes,英名:Chimpanzee) |
界: 動物界
門: 脊索動物門(亜門: 脊椎動物亜門)
綱: 哺乳綱
目: 霊長目(亜目: 真猿亜目,下目: 狭鼻下目)
(上科: ヒト上科 Catarrhini)
科: ヒト科 Hominidae
属: パン属 Pan
種: troglodytes |
- 「亜目」「下目」「上科」などの、「亜」「上」「下」などの分類を設けることもありますが、なくてもそれほど問題はありません。また、種以下に、「亜種」「変種」「血清型」「株名」などを付け加えることもありますが、
(例えば「大腸菌O-157」は、大腸菌のO抗原157番という意味です)
- 系統分類学上の基本的単位は「種」です。
ヒトの学名は「ホモサピエンス」です。これは「属」と「種」をつなげて読んだだけですが、このような呼び方を二名法といいます。
- これはスウェーデンの分類学者Carl von Linne(1707~1778)によって築かれた方法です。
正式には次に示すとおりで、ゾウリムシを例にとると次のようになります。
 |
|
|
ゾウリムシ |
|
Paramecium |
caudatum |
Ehrenberg |
1833 |
|
属名 |
種名 |
命名者 |
命名年 |
|
また、学名を記述する上で、いくつかポイントがあります。
①属名と種名はイタリック体にすること。できなければアンダーラインでも可能。(必須)
②変種には「var.」、亜種には「subsp.」を付ける。
③命名者と命名年は省略しても良い。(一般的には省略することが多い)
④文章の中に何度も学名が登場する場合は、属名を省略することも可能。
例)大腸菌の学名:Escherichia coliをE.coliと省略。 |
- 以上が分類での大きな約束事です。
しかし、例えば世の中に存在するといわれる細菌の推定種類数が3万種類であるのに対して、現在判明している既知種数が3000種類であり、推定数に対する既知割合が、菌類が5%,原生動物が40%,ウイルスが4%と言われています。
- 今後もさまざまな微生物が発見される可能性があるでしょうから、今後、データが十分に集まり、見直しがされて分類が変化することも考えられます。
|
|
|