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ガットの張り方1
ストリングマシンについての説明です。
■ ストリングマシンについて ■
- 下の写真が分銅式のストリングマシーンです。
- ストリングマシーンは、主に、分銅式,回転式,電動式があります。
一般の店などで使用するものは電動式ですが、かなり高価です。
分銅式と回転式はどちらも同じような値段(私の調べたところ)ですが、分銅式は慣れが必要ですが、正確に張れるらしいです。
回転式はどちらかというと初心者向きみたいです。(友人談)
- 気になる値段ですが、○○ックスや○ーセンなどの有名メーカー製だと安くてもおよそ7万円~9万円ですが、
私の購入したストリングマシンは「イグナス社製 smart707」で、送料や付属部品込みで46,600円でした。
ラジオペンチなどもついているので、新たにそろえるものはバドミントンのガット(ストリング)だけです。
有名メーカーの製品と比べると約半分の値段だったので少々不安でしたが、全く問題ありませんでした。
(私は一般の消費者ですので、別に製品を勧めるわけではありません。)
- このメーカーではもっと安いストリングマシーンも販売していますが、その場合、テニスかバドミントンのどちらかを選択するようで(アタッチメントを変えるだけみたいですが)、テニスとバドミントンの両方を張れるこのモデル「smart 707」を購入しました。
- ちなみに、テニスのストリングが100mついてきました。
付属のテニスストリングのサービスをバドミントンに変えてもらえないかと尋ねると、「できない」という返事でした。
ちょっと図々しい質問ですけどね。
- この製品の取扱説明書は英語です。また、テニスの張り方しか載っていません。
そういうことも踏まえて、このHPにバドミントンのガット張りの方法を掲載しています。
- 加えて言うと、私が初めてストリングマシーンを使って張ったのはテニスのガットです。ガットの張り方をよく知らないのにバドミントンのガットを張るとなると気が引けましたが、(テニスプレーヤーの方には申し訳ないですが)テニスは年に1,2回程度しかやらないので、ガットが切れたり、ラケットが折れてもいいやという気持ちで(ダメもと)で張ってみたらうまく張れました。
■ ストリングマシンの構造 ■
- ガット張りをまったく見たことがない人にとっては、このストリングマシンが何のためのものか、
また、どうやって利用するのかさえもわからないと思います。
- まず、部位名を説明します。下図は、「イグナス社製Smart707ストリングマシンの構造図」です。画像は、取扱説明書から引用しました。
- Swivel Clamp 可動式台付きクランプ ストリングを挟み、固定。
- V-shaped Side Support V型の側面支持体
- Throat Mounting Post ラケットの首もとを抑える棒
- Frame Retainer フレームの傷付きを抑える
- Throat Mounting ・・・ Knob フレームの首もとを締める微調節ネジ
- Throat Side ・・・ Knob フレームの側面を締める微調節ネジ
- Mounting ・・・ Knob 台座を固定するネジ
- Turntable 回転台
- Tension Weight 張り具合を調節する重り
- Tension Rod テンションロッド
- String Gripper ストリングを挟むグリップ
■ ストリングマシンの使い方 ■
- 作者の持っているストリングマシンを中心に説明します。
- バドミントンの場合は、「BADMINTON」と書いてあるテンションウェイトだけを付けます。テニスの場合はテンションウェイトを2つ付けます。
- テンションウェイトを張りたい数値に合わせます。
写真の矢印の部分が基準になります。
- 通常、張りたいテンションとは、横糸のテンションを指します。縦糸は横糸よりも1~2くらい弱く張ります。
例えばテンションを「24」にしたければ、縦糸が「23」または「22」で、横糸を「24」にします。
- ストリングをはさむ前に、装置をこのような状態にします。(ストリンググリッパーを水平にします。)
そして、ストリングをグリッパーにはさみ、軽く引っ張ります。グリッパー部分をずらすとストリングを強くはさむことができます。
- テンションロッドを写真のように傾けます。後は重りに任せて自然にストリングを引っ張らせます。張り具合が弱ければテンションロッドが床に着きます。そうしたら、ストリンググリッパーを左手で押さえてテンションロッドを少し戻します。
- これを繰り返していくと手を差し延べなくてもテンションロッドが水平状態で維持できるようになります。(下の写真のようになります)
- これが目的のテンションで張れている状態です。この状態の時にストリングをクランプ ではさんで固定します。
- テンションロッドの重りで引っ張り、クランプで固定するという繰り返しで、ラケットにストリングを張っていきます。
■ ラケットフレームの固定 ■
- 下はターンテーブルの写真です。ラケットフレームを固定する部分です。
- V型の側面支持体 4つと、フレームのヘッドと首もとの支持棒2つの、合計6点でラケットを固定します。V型の側面支持体は、大きい方がテニス用,小さい方がバドミントン用になっていると思いますが、バドミントンのフレームは小さいのでどちらでも問題ありません。
- 一旦フレームを固定してストリングを張り始めると、フレームをはずすことはできません。
固定の強さですが、私の場合ほとんど締めず、支持体とフレームが触る程度です。ストリングを張っていくうちにフレームが変形してきて、ガット張りを完了する頃には相当きつくなっています。かなり変形するのだということを考えて、私は途中に休憩を入れずにガット張りを行います。縦糸だけ張った状態で放置するとフレームに変な負担がかかるのでは?と思うからです。
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